看護師を志している女性にとって、ナイチンゲールを知らないと言う人はまずいないでしょう。
クリミア戦争で負傷した兵士を献身的に治療し、近代的な衛生知識を持ちいて適切な治療を行ったことから、近代看護学の母と呼ばれています。また看護師としてだけではなく、病院建築や統計学に置いても優秀な業績を残したことはあまり知られていません。
日本の看護学校や大学で看護師を志している人は、看護師としての心構えなどを記したナイチンゲール誓詞を覚えるのが必須となっていることはよく知られているでしょう。正式なイベントなどでは、代表者がこれを暗誦すると言う光景も見かけられます。その誓詞中で看護師にとって必要だとされているのは、次のようなことです。まず、いかなる状況であっても自分の責務を全うすること。次に個人の情報を周りに漏らさないようにすること。そして最後に、医師を全力でサポートすることと記されています。看護師として患者や医師を全力でサポートすることは、当然のことでしょう。
しかし、仕事で上手くいかないときなどにこの誓詞を思い出すことが出来れば、初心を忘れずに仕事をやっていけることでしょう。ナイチンゲールは裕福な家庭に生まれ、外国語や数学、自然科学など様々な分野の学習に力をそそぎました。その知的好奇心が、のちの統計学の発展や看護師としての資質向上の源になったと言っても過言ではないでしょう。看護師を目指すのであれば、ナイチンゲールがどのような人生を送っていたのかをこちらで調べてみるのもいいと思います。【ナイチンゲールの想い】